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技術研究会・技術情報交流会

第97回技術研究会(2011.10.13) 会場:東京グリーンパレス
講演1.「環境にやさしいフレキソ製版システム」
   講師 楠 達也 氏(富士フイルム梶@グラフィックシステム事業本部
                                新規事業グループ 主任技師)
  フレキソ印刷分野における環境負荷軽減として富士フイルム
が考えたのが、製版工程では彫刻型フレキソCTPシステムの採用であり、UV露光、溶剤現像、乾燥(乾燥蒸発)工程が不要というメリットが生まれると説明。同社が進めている彫刻型のCTP方式はレーザー彫刻、簡易リンス・乾燥で版材が仕上がるため、圧倒的に工程数が少ないと報告した。また、有機溶剤を使用しない100%ノンVOC製版システムであり、溶剤回収も不要。新たに開発された版材は、さまざまな波長のレーザー光源に対応し、レーザー露光部が高速熱分解することで生産性が飛躍的に向上するとした。加えて、独自のポリマー技術と硬化技術によりシャープな画像形成と柔軟性を実現していることも紹介した。さらに、露光技術として、光ファイバーを等間隔にアレイ状に配置して生産性を向上させた画期的なマルティチャンネル露光技術なども披露するなど、富士フイルムの提案する新たな製版技術に期待が寄せられた。

講演2.「ナイロフレックス ネクスト―新しい露光技術」
   講師 トーマス ルィッシュナー 氏(フリントグループ アジア地区技術総代表)

開発した新たな露光技術は、新しい高輝度UV露光(UVA LED)でポリマーの重合を促進させ、酸素阻害発生までの時間を与えないと同時に版表面の強度を促進させる特長を持つ。従来のデジタル製版のワークフローにも組み込みができ、標準的なデジタル版への使用やスクリーニング技術との組み合わせも可能。また、インキ転移性が向上し、ソリッド(ベタ)部分定着性をも高めている。その他、オートメーションのフレキソ製版システムとして1320×2032oの版サイズ(版厚0.7〜7.0o)に対応し、最大120plates(約320u/日)の生産性を誇る「ナイロフレックス オートマチックプレートプロセッサー(APP)」を紹介した。

講演3.「IGAS2011視察報告〜製版動向」
   講師 藤井 一記 氏(FTAJ参与)
 今年9月16日から21日まで東京ビッグサイトで開催された国際印刷総合機材展「IGAS2011」におけるフレキソ関連出展社から、製版と総合出展として12社の提案を紹介した。藤井参与は今回の動向として、「フレキソ版材は旧来技術のアナログ版が依然として使用されているが、デジタル化が進展し最新技術の大半がデジタルプロセスとなった」と説明。また、デジタル方式自体が画像メディア・露光方式などで多様化し、オフセットやグラビア並みの再現性を求めたマイクロスケールの版面処理技術の開発が進んでいることも報告された。

講演4.「IGAS2011視察報告〜印刷動向」
   講師 神谷 隆幸 氏(FTAJ参与)
                 印刷機械メーカーやインキメーカー、など17社を視察した結果を報告。インキの傾向について神谷参与は「水性フレキソインキの引き合いが増加中であり、特殊ニスに特化したメーカーが参入している。また、近年ではLED用のインキも注目」と紹介。周辺機器としてプルーファーやアニロックス洗浄装置、測定器などを挙げながら「コスト低減と環境対応、省エネ、オフセット並みの品質を実現することで軟包装を中心としたコンバーターやエンドユーザー、デザイナーに対してフレキソ印刷の優位性を訴求することができる」とした。

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